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Clash クライアント画面ガイド:プロキシ・設定・ログページの使い方

クライアントのプロキシ選択ページ、設定ファイル管理ページ、ログページの役割と基本操作を画面ごとに解説。初心者でも10分で各機能の位置を把握できます。

クライアントをインストールしてサブスクリプションを取り込んだ直後、見慣れない画面の並びにどこから触ればいいか迷う人は多いはずです。実際、主要な Clash クライアント(Clash Plus、Clash Verge Rev、FlClash のいずれでも)の画面構成はほぼ共通で、核となるのは3つ。プロキシ選択ページでノードとグループを選び、設定ファイル管理ページでサブスクリプションとルールを管理し、ログページでリクエストの流れとトラブルを確認します。この3つがそれぞれ何を担当しているかを理解すれば、クライアントの操作はほぼ把握できたことになります。この記事では機能ブロックごとに分けて、できるだけ実際の操作に即して、用語を回避せずに説明します。

プロキシ選択ページ:ノードとグループの見方

プロキシ選択ページは通常クライアント起動時のデフォルト画面か、サイドバーで最もわかりやすい名前がついている項目です(「プロキシ」や「Proxies」と表記されることが多い)。この画面に表示される内容はサブスクリプションの設定ファイル内で定義された proxy-groups に由来し、クライアント側が独自にノードを生成しているわけではありません。

グループと戦略モード

プロキシページを開くといくつかのグループカードが表示されます。名前は「ノード選択」「自動選択」「フェイルオーバー」「広告ブロック」など様々で、実際の名称はサブスクリプション提供元が設定ファイルにどう書いているかで決まります。各グループの背後には戦略タイプがあり、代表的なものは次の通りです。

  • select:手動選択。クリックしたノードがそのまま使われ、自動切り替えは行われません。使いたい経路が明確な場合に向いています。
  • url-test:自動速度テスト。クライアントが設定周期でグループ内のノードの遅延を測定し、最も低遅延のノードを自動で選択します。
  • fallback:フェイルオーバー。優先順位が高いノードを使い続け、使用不可と判定された時点で次のノードに切り替わります。安定性重視の設定です。
  • load-balance:負荷分散。ルールに従ってリクエストを複数のノードに分散させます。通信量が多い場面で使われます。

グループカードを開くとそのグループ内の全ノードが展開表示され、各ノードの右側には通常遅延値(ミリ秒)が表示されます。測定アイコンや遅延の数値自体をクリックすると即時テストを実行できます。この遅延値はクライアントとそのノード間の接続性と応答速度を示す指標で、値が低いほど通信経路が良好である傾向がありますが、実際のダウンロード速度と完全に一致するわけではありません。この点は後述する速度トラブルの調査時によく参照します。

グローバルモードとルールモード

プロキシページの上部かサイドバー付近には通常モード切り替えのスイッチがあり、「ルールモード」「グローバルモード」「直接接続モード」といった選択肢があります。ルールモードでは、通信は設定ファイル内の rules に従って1件ずつ照合され、一致したルールに応じたグループまたは直接接続が使われます。グローバルモードでは全ての通信が指定した単一のノードに流れ、ルールは参照されません。特定のノードが使えるか一時的に検証したい場合に向いています。直接接続モードはプロキシを一切経由せず、クライアントを終了せずにプロキシ機能だけ一時的に無効化したい場合に使います。通常利用ではルールモードを維持することをおすすめします。日本国内のサイトが不要にノードを経由することがなくなり、無駄な遅延を避けられます。

設定ファイル管理ページ:サブスクリプションの追加・更新方法

この画面は通常「設定」「サブスクリプション」または「Profiles」と呼ばれ、サブスクリプションリンクとローカル設定ファイルを管理する場所です。プロキシページと連動しており、プロキシページに表示されるグループの内容は、ここで現在有効になっている設定ファイルに由来します。

サブスクリプションの追加と切り替え

サブスクリプションの追加は通常、提供元から渡された URL 全体を入力欄に貼り付け、確定をクリックするとクライアントがそのアドレスにリクエストを送り、返ってきた YAML の内容をノードとルールに解析します。追加が成功すると、一覧に設定カードが表示され、名称や更新時刻が示されます。クライアントによっては通信量や有効期限も表示されます(サブスクリプション側がリンクの応答ヘッダーにその情報を含めている場合)。一覧には複数の設定を保存できますが、実際に有効になるのは「有効化」または選択されたものだけで、その他は待機状態になり、複数のサブスクリプションをすぐに切り替えて比較できます。

手動更新と自動更新

設定ファイルは一度取り込んだら固定というわけではなく、サブスクリプション提供元がノード一覧を継続的に更新するため、各設定カードの横には通常更新アイコンがあり、クリックすれば最新の内容を手動で取得できます。多くのクライアントでは、設定ごとに個別の自動更新間隔を設定でき、例えば数時間おとに自動取得することも可能で、毎回手動でクリックする必要はありません。ノード一覧が実際の状況と合わないと感じたら、まずここの更新時刻を確認し、必要に応じて手動更新するかどうかを判断しましょう。

ローカル編集とルールのマージ

設定の編集アイコンをクリックすると、通常は内蔵の YAML エディタが開き、サブスクリプション元の内容をベースにルールを追加したりグループを調整したりできます。外部のテキストエディタは不要です。この機能は、特定のドメインだけを個別のノードに振り分けるなど、分流ルールをカスタマイズしたいユーザーに便利ですが、変更前に元ファイルをバックアップしておくことをおすすめします。フォーマットエラーで設定の読み込みに失敗するのを避けられます。

YAML はインデントとコロンの後のスペースにとても敏感で、手動編集の際にスペースが1つ多い・少ないだけでも解析に失敗することがあります。編集して保存した後は、ログページに読み込みエラーが出ていないか確認しましょう。

ログページ:リクエストの流れとエラーはここで確認

ログページはトラブル対処時に最もよく使われる画面で、サイドバーでは通常「ログ」または「Logs」と表記されます。Clash コア(mihomo)が各通信リクエストを処理する際に出力する記録をリアルタイムに表示し、リクエスト先のアドレス、一致したルール、選択されたノード、各種エラー情報が含まれます。

ログレベルの選び方

ログページの上部には通常レベルのフィルタがあり、DebugInfoWarningErrorSilent といった選択肢が一般的です。日常的な確認には Info レベルで十分で、各リクエストがどのルールに従い、どのノードに接続したかが確認できます。接続できない問題を深く調査したい場合は Debug に切り替えると情報量が大幅に増えますが、その分冗長にもなるため、調査が終わったら元に戻しましょう。切り替えたままだとログの更新速度が確認効率に影響します。Silent はほとんど出力しないため、一時的にログの流れを見たくない場面に向いています。

よく見るログ内容の対応表

ログに頻出するフィールドは大まかに次のような分類です。

  • リクエスト先:アクセス先のドメインまたは IP とポートを表示し、どのアプリやサイトからのリクエストかを確認しやすくします。
  • 一致ルール:このリクエストが設定ファイル内のどのルールに一致したかを表示します。ドメイン一致、IP レンジ一致、あるいはデフォルトの兜底ルールに落ちた場合もあります。
  • 使用ノード:最終的にこのリクエストがどのグループのどのノードを経由したかを表示します。直接接続の場合はその旨が表示されます。
  • 所要時間・状態:一部のクライアントでは接続確立にかかった時間や失敗理由を表示し、通信の詰まりの位置を判断する重要な手がかりになります。

ログに接続拒否や解析タイムアウトといった表示が頻繁に出る場合、通常はノード自体や国際回線側に問題があることを示しており、クライアントの設定ミスではありません。逆に設定の読み込み段階でエラーが出る場合は、大抵 YAML の書式に問題があるので、設定ファイル管理ページに戻って直前の変更を確認しましょう。

接続ページ(クライアントが個別に用意している場合)

一部のクライアントでは「現在アクティブな接続」を独立したページとして分け、ログページと並列に存在します。ここでは進行中の各接続とその通信量、継続時間が確認でき、詰まった接続を手動で切断することもできます。この画面は、長時間稼働後にどのアプリが多くの接続を占めているかを観察するのに向いており、ログページの履歴的な視点とは少し異なりますが、両者を併用してどのプロセスやドメインが異常を引き起こしているかを特定することがよくあります。

サイドバーのその他の項目:設定とステータス一覧

上記3つの主要画面以外にも、サイドバーには通常「設定」「概要」「ダッシュボード」といった項目があり、現在有効なシステムプロキシの状態、TUN モードのスイッチ、混合ポート番号などの基本情報を表示します。TUN モードはシステムのネットワーク層で通信を横取りする方式で、有効化すると個々のアプリでプロキシを手動設定する必要がなくなり、プロキシ設定に対応していないプログラムもカバーできますが、より低レベルの設定に近いため、設定ページで混合ポートと LAN 接続オプションを確認してから有効化することをおすすめします。設定ページには自動起動、テーマ外観、更新チェックなどの好み設定も含まれることが多く、一度設定すればあまり触らない部分なので、初心者は先に飛ばして、使い慣れてから戻って細かく調整すればよいでしょう。

使い始めの段階で全ての機能項目を一度に覚える必要はありません。まずプロキシページでノードを選び、設定ページでサブスクリプションを管理し、ログページでエラーを確認するという最も使う3つの画面に慣れて、具体的な問題が出たときに対応する設定項目を調べる方が効率的です。

よくある画面の疑問

初心者が画面を探る際によく引っかかるポイントをまとめました。

  • プロキシページのノード一覧が空になっている?まず設定ファイル管理ページでサブスクリプションが正しく追加され、有効化されているか確認してください。一覧が空なのは、設定ファイルがまだ取り込まれていない、または選択されて有効化されていないことが多いです。
  • グループを切り替えてもサイトが開けない?現在直接接続モードではなくルールモードになっているか確認し、続いてログページでこのリクエストがどのルールに一致し、どのノードを経由したかを確認して、範囲を段々絞り込んでいきましょう。
  • ログの更新が速すぎて読めない?まずログレベルを下げるか、問題を再現したいタイミングに集中して観察する方法があります。普段は常時見張っている必要はありません。

これらの各画面の役割分担を理解しておけば、新しいクライアントで画面レイアウトが変わっても、対応する機能をすぐに見つけられるようになり、毎回ゼロから探る必要がなくなります。

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まだクライアントをインストールしていない場合は、ダウンロードページで自分の環境に合ったバージョンを選ぶか、先に設定ガイドでサブスクリプションの取り込み手順を確認してみてください。

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